水の流れと地形の変化(浸食・運搬・堆積及び海面変化と地形の変化)
水の性質は流体であり、高い所から低いところへ移動する性質があります。そして、流れる水(川)には3つの作用があります。1つは浸食作用、2つめは運搬作用、3つめが堆積作用で、それらの作用を実験するための装置を設置しています。実験では谷の上流からの水が砂礫を浸食し、川を作りながら下流にくだる。その結果、上流では山地を浸食し、川を作りながら下り、運んできた砂れきで流路を変え、砂礫を海岸部に堆積し、扇状地や三角州を形作ります。また、堤防のない初期の地形では三日月湖などを残しています。その後、川は氷河期などの気候変動で海面が変化すると作用が変化し、河岸段丘や海岸段丘の地形をつくります。この実験装置では川の作用や気候変化による海面変動などを再現できます。
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