玄武洞コーナー

玄武洞玄武岩の秘密(磁場の逆転の実験
山陰海岸ジオパークの大地の秘密の一つは、玄武洞の「玄武岩」です。
江戸時代の3学者の一人「柴野栗山」は「玄武洞」の命名者です。栗山は「石切り場」であったこの地を訪れた時、溶岩の六角形の摂理から亀を、柱状の節理から蛇腹を連想し、中国の北の守り神「玄武」を考え「石切り場」のここを「玄武洞」と命名したといわれています。明治時代、東京帝国大学の小藤文次郎博士(1884)が玄武洞の岩石を「玄武岩」と命名した。1929年(昭和4)、京都大学松山基範博士は約160万年前の玄武洞の岩石に残されている「残留磁気」が現在とは逆であることを発表した。後に約260万年前から約77万年前の時代を「松山逆磁極気」と呼ばれ、この発見が「プレートテクトニクス説」に大きく貢献しました。
2022年10月28日スペインで開催された「バスクコースト・ユネスコ世界ジオパーク」で世界地質科学連合(IUGS)の世界ジオサイト100選が認定されましたが、その一つに玄武洞が選ばれました。

玄武洞

玄武岩の展示

無定位磁石で地場の測定

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