棚田は1枚1枚「あぜ」で水を溜めている「たらい」のような形態で、限られた水資源を効率よく使い、雨水が急な谷を一気に落ちるのを防いだり、水の出入りを調整する防災の役割を担っています。
棚田で育てられる棚田米は、浄化された谷水で栽培されるのでミネラルがたっぷり含まれています。
また、清浄な空気や地形が生み出す気温差によって害虫が少なく、減農薬が可能になります。
さらに気温差は米の糖度を増す秘訣となっているため、標高が高く、初秋の気温差が大きい村岡・小代にはたくさんの棚田があり、おいしい米が作られています。
香美町内では和佐父と貫田の2ヶ所の棚田が「日本の棚田百選」に選ばれています。